株式会社 まごころ介護サービス

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2024.04.12

【事例】どの手すりにしましょう?  ☆一穀米福祉用具相談員の日々☆

こんにちは、岡田です。


4月もあっという間に後半に突入しましたね。

もう少ししたらGWがやってきます。

数年前までGWは由比でサクラエビ祭りやっていましたけど、今年はどうなんでしょう?

開催されるなら行こうとは思っています。

時間によっては国道1号線がとてつもなく混むので、うまく時間を見計らってですね。

以前サクラエビ祭りの存在を忘れていて、渋滞にはまった時に暇すぎて、

ラジオにメールで投稿したらリクエスト曲が流れたのは良い思い出です。


さて、今回は【事例】で手すりを設置した時の私の脳内プロセスをお話しさせていただきます。

お客様は入院されていて、退院予定ではあるものの、歩行に不安のある方です。


まず、ケアマネージャーさんとご自宅にお伺いして自宅内の様子を確認させていただきました。

自身で購入されたベッドを使用されており、ドアまで掴まる所が少なくて移動に不安がある状況です。

出入口.png


まず思い浮かんだのは、

IMG_20231108_144037.jpg


このタイプの手すりをベッド横と、出入り口までの途中に置いて、掴まる箇所を作る事でした。

実際の手摺りの長さをメジャーで設定してイメージしてみます。

名称未設定のデザイン (23).png


底の板の置くスペースが少ないのと、ドアの開閉時に底板が引っ掛かる可能性、

また、板の厚みでつまづいてしまう可能性が見えました。

ある程度歩ける方であれば置き型の手すりでも良いとは思いますが、

退院直後となると、脚の上がり具合を懸念して、置き型の手すりをこのように設置するのは違うような気がしました。


ちなみに、ベッド横は

IMG_20240328_102214.jpg-1.jpg


こんな感じのイメージをしましたが、一旦保留にします。


次に考えたのは、縦型の突っ張り棒型の手すりです。

イメージとしては

IMG_20231108_174112.jpg


このような手すりをベッドから出入口につないでいく事を考えました。

ただ、これを設置するとなると、じゅうたんを取り外さなければならず、

所々に縦型の手すりがあることから、室内の自由な移動が制限されてしまいます。

ということで、この案も一旦保留です。


次に考えたのが、ベッド下に手すりの底板を入れて、手すりをの持ち手をL字型にすることを

考えました。

結果的に言うと、この案を採用しました。

実際に取付けた結果がこちらです。

下から金具をパイプベッドに引っ掛けて、手摺りがずれないよう固定しています。 (1).png


動きのイメージとしては

①を持ってベッドから体を起こし、ベッド端へ座る。

②を持って立ち上がる。

③を持って身体を支えながら移動する。

④を持ちながらドアノブの開閉を行う。

ことを想定しました。


これであれば絨毯を取り外す必要が無く、ドアの開閉にも引っ掛からない、

底板の厚みに引っかかる事が少なく、室内移動の自由度が高いと判断しました。


もちろん、設置後ご家族に様子を確認して頂き、実際にご本人様が使ってみて

この取付けで本当に良いのかの検証はして頂きました。

お客様が退院されて、実際使用していただいたところ、問題ないとのことでしたので、

この形で生活していただくこととなりました。


お住まいの間取りや、使用される方の希望、生活環境によってご提案させていただく商品は異なります。

安全性を第一に考えたいのですが、使われる方の希望に沿うと、第二案、三案になったりもします。

ですが、あくまでレンタルですので、状況に応じてその都度商品を入れ替えたり、

設置場所を変えたりしていけば良いのです。

安全性や利便性がある程度確保できていれば、使用される方の希望をそこまで押し殺す必要はありませんし、

自分たちも無理に商品を押し付けることはありません。

自動車や、携帯電話が最新である必要性がないのと一緒です。


当然身体状況や生活環境は日々変わっていくので、定期的な状況確認が必要となります。

福祉用具レンタルでは、定期的なモニタリングの実施が義務づけられていますので、

ご利用されている方毎のタイミングで用具の状態確認を行なっています。

その時にご本人様やご家族様からお話を伺って、商品の検討をしていけば良いと考えています。

もちろん、ご連絡頂いたり、依頼があればすぐに駆けつけますので、ちょっとしたことでもご連絡ください。



それではまた✋



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