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昨日、島田市主催の「アセスメントを高める勉強会」でファシリテーターを務めました。グループに分かれ事例や質問力を深めていく恒例の研修です。

　　　　　ケアマネジメントには欠かせない「アセスメント力」

サービス調整に向けて身体状況だけでなく、これまでの利用者様の生活歴を紐解いて行く事はとても重要な作業の一つです。

お若いころの皆さん、それぞれの人生の節目でどんな出来事があったのかなどんな「扉』を開けながら生きてこられたのかしら。

デイサービスやヘルパーさん等、必要なサービスを考える時、皆さんが開いてきた「人生の扉」に触れた時、思わぬ解決策に辿り着くことが有るのもケアマネ業務のやりがいの一つでもあります。

先日、母のサービス調整の為に東京に行きました。新幹線を待つ間のひと時夜の帳が下りる東京駅付近。都会の灯りにしばし、ぼんやり、うっとりしました。

　　　　　　　　※　竹内まりやさんの「人生の扉」という曲、おススメです。

　　皆さんも秋の夜長に聴いてみてはいかがでしょう。切なく心に響きますよ。

　ケアマネに限らず介護保険事業において（どの業種でも同様ですが）法令順守・行政の運営指導は必須です。

　我が藤枝南居宅事務所にも近々、運営指導が入るとの通達がありまして、それに先駆ける形で我らが「社内コンプラ最強WOMAN」こと古川さんが事前のチェックに来てくださいました。

　　　　大きな瞳は視野とチェックの幅の広さに比例されております。

私達がついつい見落としている、本当に細かいところまで指摘下さいました。

ルールに乗っ取り、ケアマネ業務を遂行しているつもりですが、また違った「目」で見ることはとても大切だと改めて感じた一日でした。

　　　　気を引き締めて業務に当たりたいと思います。

　秋風が心地よい、今日この頃。私事で恐縮ですが今日は90歳になった我が母の事について書かせてください。

「すぐに忘れてしまう」「情けない」「補聴器がどこかに行ってしまった」

父が亡くなり30年近く気丈に生活してきた母からこのような言動が見られました。いよいよ「その時」がやって来たと感じ、急遽お休みを頂き実家に行きました。　　　　　　　　　　　　　　　　　

90年も使ってきた頭と体。忘れたり、分からなくなるのは当然で恥ずかしい事ではないと伝え安心させることが出来ました。万が一に備え紙パンツも置いてきました。「娘の生理用品を備えるようなものだよ」と付け加えて。

母にはとても優しい男性ケアマネさんがついてくれていますのでもちろん相談しました。

「一つ階段を上がったのは間違いないけれどここまで一人でよく頑張ってきましたよ」

その言葉に涙したのは母ではなく私でした。そして拒否していたデイサービスのお試しにも同意した母。

サービス利用に拒否がある利用者さんへの対応、また、自分の親への対応。それぞれ悩ましいけれど「機が動くときが必ず来る」と母に教えてもらったように思いました。私が帰路に向かう頃には笑顔が戻っていました。

　秋風が吹き始めるこの季節、少しセンチメンタルな気分になるのは歳のせいでしょうか。

　9/28（土）　訪問看護ステーションちこちゃん　主催

　　　　　　　　「専門職として地域で支えるグリーフケア」（林入寺にて）

に出席しました。

　＜　グリーフ＝悲嘆　＞

　　　＝喪失体験に伴う悲しみや嘆きとその反応

　　　（大切な人やペットとの別れ、居場所、身体機能、役割、失恋など）　

講義後に、実際にご主人を亡くされたAさんと奥様を亡くされたご住職の体験を伺いました。

当時の不安な気持ち、迷いや葛藤と苦しみ、そして今も続く悲しい気持ちについて、Aさんは「お話や文章が上手くないので」と仰っていましたが、その内容はどんなプロのライターの方の語りや文章よりも心に響き、胸が震え、涙をこらえることが出来なかったのは私だけではなかった筈です。

その後Aさんご自身もその後グリーフケアについて学ばれ、日々過ごしておられるとの事。

　医療・介護職、ケアマネもお看取りのケースに出会う場面が多々あります。　良かれと思って、又は無意識に発していた言葉や、態度が無かったかについて今一度考え、振り返る時間となり「寄り添う」とはどういうことなのか、改めて考えさせられました。