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2023.08.02
◇福祉用具使いこなしシリーズ◇介護職の9割が知らない!?【浮腫・むくみを予防改善する電動ベッドの隠れ機能】
浮腫を予防改善するには、むくんだ脚または腕を挙上する、動かすまたは刺激することが効果的と言われていますが、福祉用具を効果的に活用することで浮腫の予防に役立てることが出来ます。今回は介護職でも9割が知らない電動ベッドの機能についてご紹介します!
浮腫(むくみ)とは、皮膚の下にある皮下組織の部分に余分な水分がたまっている状態のことをいいます。
浮腫の症状としては、手足や顔が腫れぼったくなるのが一般的です。重力の関係で水分は下へ落ちるので、通常の場合は下肢、特に膝から下の下腿(かたい)と呼ばれる部分から足先に見られることが多いです。寝たきりの方の場合は常に背中側が下になっていますので、背中や仙骨部に浮腫が見られます。
浮腫の原因は数多くありますが、特に高齢者の場合には、原因が一つではなく複数の要因が合わさって起こる場合がとても多いです。
また、全身性の病気や静脈など局所の問題、薬剤性の問題によるもの以外にも、
長時間同じ姿勢を取ること(特に立位、椅子での座位)、塩分・水分の摂りすぎ、お酒の飲みすぎ、加齢、過労・ストレスなど全世代に当てはまるような事も原因の一つになりえます!
浮腫を予防する際のポイントは、「同じ体位を長時間取らない」ことにあります。
座りっぱなしの方は、筋力向上のためにも1時間おきに立ち上がる運動をすると効果的です。日中でも横になって足を上げる時間を作り、ついでに足の運動をする事も効果的です。
寝たきりの方は、足ではなく背中や臀部に水が溜まりやすいので、定期的な体位交換が必要です。
いずれの場合も、夜寝る際には足元を少し高くして寝ると、翌朝の浮腫が少し軽くなることが多いです。
歩くなど足の運動をすると足の静脈の血液が筋ポンプ作用で心臓に送り返されるため、静脈の血液が溜まりにくくなりむくみにくくなります。
むくみの強いときは脚に枕やクッションを置いて心臓より高く上げて休むとむくみが引きやすくなると言われていますが、クッションを置かずとも脚を挙上することが出来る機能をご存じでしょうか?
それは3モーターベッドの脚上げ機能を活用するという方法です。
この脚上げ機能、『膝』を上げる為の機能と思われがちですが、『踵』の高さを調節することも可能で、踵の高さを上げることで脚全体を心臓よりも高く上げることが可能です!
さらに、1㎝単位で高さを調節することが可能な為、身長や足の長さ、その方にとって疲れない高さにそれぞれカスタマイズすることが出来ます。(*10cm弱で十分。上げ過ぎると臀部にむくみの液が溜まってしまうので注意する。また、片脚だけでは不自然な体勢となり、腰が痛くなるので両足を上げた方が良いと言われています)
褥瘡予防の観点からも、タオルや枕を活用し脚を挙上するとマットレスと比べ素材や体圧分散性能の違いで摩擦力が生じます。
また、枕等で脚の一部のみをサポートすることで圧が一点に集中する為、マットレスで脚全体をサポートし圧を分散することで褥瘡予防にも繋がります。
【通常の脚上げ機能を利用した場合】
【踵上げ機能を利用した場合】
踵上げ機能を使うことで同じ高さで設定をしても、写真のように足先の角度を変えることが出来ます。
❶ベッドのボトム(脚側)をもちあげる
❷ボトムの裏側にある足ボトムステーをクリップ(3か所)からはずす
❸足ボトムステーをベッドフレームのステー受けに載せてボトムを降ろす
❹リモコンで足をお好みの高さまで上げる
機能の利用手順に関しては、まごころレンタルの福祉用具専門相談員にお声掛けいただければご説明いたします!
介護職や専門職の方も使い方を教えて欲しいなどお気軽にお問い合わせください!
現在のお悩みを解決する為の福祉用具に関してもご提案をさせていただきますのでご連絡お待ちしております。
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