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2023.12.16
家に手すりをつける!その2 形状、設置場所編 ☆新米福祉用具相談員の日々☆
こんにちは、岡田です。
今年も残り少しとなりました。
年末年始に向けて忙しい日々を過ごされている方も多いんじゃないでしょうか。
TVやラジオも年末特番が始まってきています。自分は1年間見てきた大河ドラマが最終回を
迎えてしまうので、少し寂しく感じています(内容は置いておきます)。
来年の大河は紫式部なので、出演者の衣装にも注目したいですね。
さてさて、今回は前回の「☆新米福祉用具相談員の日々☆」の続きです。
手すりの形状や長さ、取り付ける高さについてお話ししていきたいと思います。
介護保険を使っての住宅改修は、日常生活をより良くしたいと考えて施工されます。
立つときにつかまる支えが欲しかったり、疾病や筋力低下が原因で歩いている時にフラッとしてしまったりなど、
そこに手すりがあるだけで自分で立ち上がる事ができる、怪我を回避できる状況を作り出すことができます。
なので、基本的に手すりを取り付ける時はその人が必要としている場所に必要としている形状で取り付けることとなります。
例えば、手すりの端っこは丸くなっています。
これは、服の袖が引っかからないようにこの形状になっています。手すりの端は丸くなっている上に、壁に埋め込まれるような形になっています。
手すりの端が出っ張っていると、足が弱っている方の袖が引っかかった時に、バランスを崩して転んでしまう可能性があるからです。
せっかく安全の為に手すりを付けても怪我をしたら元も子もないですよね。
手摺りの形状も色々あります。
写真だとまん丸の手すりですが、逆三角形で上部が平べったい形の物もあります。
手を握るのが難しい人のためです。
移動用手すりの上に手乗せて滑らすように使用する場合は、逆三角形の方が都合がいいのです。
関節リウマチを患っている方などは上部が平の型を選ばれて、廊下に添うように取付けられることが多いようです。
また、握った時に指に合うような凹凸がついた手すりもあります。
コチラは握力の弱い方でも、滑らずしっかり握れるように(指が引っ掛かるように)作られています。
他にも、波型やП型等形状は様々で、利用される方の生活に最も合った形状が選ばれます。
長さ、高さに関しては、利用される方の用途に合わせた長さ、高さとなります。
屋内の間取りはその住宅ごとに異なってきますし、家具の置き場所や、設備の位置はご家庭ごとに違います。
もっと言えば、身長も人それぞれですし、掴まりやすい高さもその人次第です。
ですので、住宅改修で手すりを取り付けたい時は、サンプルの手すりを持っていってどこに取付ければ使いやすいかを、
実際に使用する体で確認し、取り付ける場所を決めたりします。
例えばドアの横に手すりを設置したいけど、冷蔵庫が置いてあるといった場合、
こんな感じで手すりを出っ張らせて持てるスペースを確保する取り付けもあります。
手すりの取り付けは、壁に穴を開けるので取り付ける箇所の選定はかなり重要です。
「やっぱりこっちが良かった」と軽く言えないんですから。
一応、横手すりを取り付ける高さは手をダランと下ろした時の尺骨茎突点(しゃっこつけいとつてん:手関節の小指側で、少し飛び出た部分の最下端)
が手すりの中心に来るようにするのが一般的ではあります。
大体750mm~850mm程度です。
最近は使用される方の身長も高くなってきていますので、数字の部分はあくまで目安となります。
当然段差のある時は段差に合わせて斜めに設置されたりします。
その人の、その人らしい生活を継続するためにも、形状や設置場所は考えていきたいですね。
それではまた✋
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