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2024.05.28
【70代・80代の父の日プレゼント】父の日に杖を贈りませんか?選び方のコツ・杖が必要なサイン|父の日特集2024
こんにちは。
レンタル事業部静岡 サービスマネージャーの増田です。
2024年の父の日は6月16日(日)です。
父の日のプレゼントとして福祉用具の中では定番化してきているのが『杖』などの用具や健康グッズではないでしょうか。
杖はその方の足の代わりになってくれるもので、最適な杖を選ぶことができれば、持ち歩いたり散歩したりするのが楽しくなりますし、生活の質向上や、身体機能の維持もしやすくなります。
今回は、父の日に杖のプレゼントを検討している方に向けて、選び方のコツや杖が必要なサインなどを福祉用具専門相談員が解説します!
█ 杖が必要なサイン
・立ち座りが大変になってきた
・長時間歩くと休憩が必要
・以前と比べて歩くスピードが遅くなった
・何もない所でつまずく
こんな事が増えてきたら・・・それは実は杖が必要なサインです。高齢になると、運動機能が低下していき筋力が衰えると日常生活の中でも転びやすくなってしまいます。杖は第3の足ともいうべき存在で、こうした失われた身体機能を補い、安全な歩行をサポートしてくれる頼りになる存在です。
また、杖を持つことで安心感を与えてくれるという効果もあります。転倒を経験したり、筋力が衰えたりすると、歩くことに不安を感じ外出を控えがちになってしまうこともあります。杖があれば精神的不安や恐怖心を軽減でき、歩行への意欲を高めることができます。
█ 杖の種類や特徴
杖先
杖先は1点杖と、3点以上の多点杖に分かれます。
握力が衰えておらず、少しふらつきが気になる程度ならば1点杖、ふらつきが大きかったり、姿勢が悪かったりする場合は安定感が高い多点杖が使いやすい為、
ご自身の身体機能や歩行バランス、握力の強さなど、身体の状態を考慮する必要があります。
1点杖
3点杖
4点杖
折り畳みか伸縮か
また、折りたたみができるものと、一本になっていて伸縮ができるタイプがあります。
少し前までは折り畳みの杖の方が耐久性が弱いと言われていましたが、現在は各メーカーが努力を重ね、製品管理の試験を通過している杖であれば折り畳みでも伸縮杖と同程度の耐久性を持っています。
普段、杖を使う機会は少ないが、遠出の際には持っていきたい場合は折り畳みの杖を選択いただくなど、用途や使用シーンに合わせてお選びください!
折り畳み 伸縮
材質
材質はカーボンなどですと、軽くて丈夫な材質となります。加工に手間がかかる為高価になりやすいです。
アルミが一般に多くあり、加工がしやすく、軽量で、腐食しづらいです。
木製ですと、色合いや木目がきれいで、長く使われると色味が経年変化していき愛着を持ちやすいです。
柄や色はたくさんあります。なるべく毎日持ち歩いて頂きたいので、利用する方が気分が上がる、飽きの来づらいものをお選びいただくこともお勧めです。
█ 選び方のコツ
適切なサイズ
身体に合った長さの目安:杖の長さと身体のバランスは、適切でないと、歩行姿勢が安定して取れず、逆効果になり、転倒のリスクが高まる可能性があります。
利用される方に合った杖の長さを選ぶことが重要です。
身長÷2+3cmが杖選びの参考値となります。
外で利用する杖の場合は靴を履いた身長で計算してください。
基本的には長さ調整ができるものが多いので、参考値前後で利用される方が、安心してお使いいただける高さを探していただけます。
グリップの握りやすさ
安全に杖を使用するためには、グリップの握りやすさで選ぶことも大切です。
グリップの形によっては、長時間握っていると疲れてしまったり、持ちにくくて滑りやすかったりすることもあります。
手の大きさや、握力、形などによって握りやすくフィットするグリップは変わってきます。
メーカーによってもグリップの形状や素材が変わりますので、試していただきながらフィットするものを選んでみてください。
使うシーンや場所
ご自身の身体に合わせるだけでなく、杖を使ってどこを歩くかなど使うシーンを意識しながら選ぶことも大切です。
・外出先、室内どちらでも使いたいのか
・平坦な場所で使うのか
・持ち運びしたいのか など
実際に使用するシーンを想像しながら選んでいく事でマッチした杖を見つけることができます。
█ 福祉用具専門相談員おススメの杖
長距離歩行で疲れやすい方にはT字型の杖でグリップ部分が人差し指と中指の間でしっかり握れるようくびれているタイプがおすすめです。
例えばこんな杖⇩
身体バランスが不安定な方には、杖先が一点より3点や4点になっている多点杖ですと支持面が広いため、安定して利用する事ができます。
ただし、外出先の地面が凸凹していると多点である事がバランスを崩しやすくなる場合もありますので、利用する環境と、利用される方の身体状況を考慮して選定する必要があります。
例えばこんな杖⇩
█ 介護保険を介さずに福祉用具専門相談員に杖を選定してもらうことはできる?
結論、ほとんどの場合できません。
介護保険の対象になっている杖は多点杖と呼ばれる種類の杖です。
その場合、福祉用具専門相談員が身体状態や用途に合わせて選定し、調整・アフターフォローまで行うことができます。
レンタル期間中は状態の変化に合わせて杖を変更することも可能です。
介護保険を介さない場合、杖は百貨店やホームセンター、100均でも購入可能ですが、
ほとんどは販売員の方から購入をする場合が多いです。
中には福祉用具専門相談員の資格を取得している販売員の方もいますが、店舗の中にある杖の中から販売を行います。
現役で活躍している福祉用具専門相談員に数千種類の中から選定をしてもらい、身体に合った調整をしてもらいたい場合は
福祉用具貸与を行っている事業者から直接購入する事が考えられますが、実施している事業者はかなり限られます!
どこでも買える杖ですが、実は専門家と相談しながら選定・調整までしてもらえることはかなりレアと言えます。
█ 終わりに
杖を活用する理由はさまざまですが、転ばぬ先の杖という言葉があるように、
ある程度若いうちから転倒事故やケガを防ぐために活用を検討するのも、必要なのではないでしょうか。
人生100年時代を健康にいきいきと生きるために、歩く自信や楽しみを与えてくれる、人生のパートナーとなってくれるような杖を一緒に探してみませんか?
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