先日の台風15号の際には、私たちの住む静岡市が大変な被害を受けました。
テレビやラジオのニュースにも取り上げられるほどの被害でしたが、実際はもっともっと多くの被害が出ている様に感じてなりません。
お客様の中には近くの川の氾濫で浸水被害を受けていらっしゃる方もいらっしゃいましたが、近くに川はなくても地形の影響で浸水被害による大変な思いをされていらっしゃる方もおり、お伺いした際にはその被害の大きさに言葉も出ませんでした。
街のあちらこちらに、災害で使えなくなった物や土砂が山積みになっています。
ご自宅に住む事ができなくなってしまった方もいらっしゃいます。
一日も早い復旧を願います。
さて。ここからは車いすのお話なんですが、災害時に限らず、雨の中をご利用者様を車いすに乗せて移動することもあるかと思います。
そんな時は、ご使用後に必ず水分を拭き取ってくださいね。
駆動輪(大きなタイヤ)のホイールは金属製が多く、濡れたまま放っておくとスポークの根元などが錆びてしまうことがあります。また、車いすのパイプは金属製が多く、パイプの中は空洞になっています。そのため、ビス穴などから浸水してしまうと、こちらも錆に繋がります。足を乗せている部分は特に濡れることが多いと思うので、注意が必要です。
そして、災害時の様に大変な状況の中で車いすをご利用になられた後は、できるだけ早いうちにメンテナンスしていただくことをお勧めします。
車いすに限らず、多くの福祉用具は水濡れするのは得意じゃないので、たくさん水濡れして心配な場合は念のため点検を依頼してくださいね。
以上、車いす大好き!車いす安全整備士の松山でした。